テクニカル分析の基本⑦ ローソク足の形と意味

テクニカル分析
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重要度 ★★

ローソク足には様々な形があり、それぞれに名称があって相場の反転のサインとして覚えておいた方がよいものがあります。

またローソク足単体で反転のサインとなるものから、何本もの組み合わせで反転のサインになるものもあります。

アメリカの教科書で重視されているものと、日本で重視されているものとで若干の違いもあるので今回はそのあたりも踏まえて解説をしていきたいと思います。

ローソク足単体の名称と意味

まずは1本のローソク足のバージョンから見ていきましょう。

基本的には上段が買いサイン、中段が売りサイン、下段は中立といった感じです。

どれが買いでどれが売り、などと丸暗記する事は重要ではありません。

というのも、ローソク足1本だけではそれほど信頼性の高い物でもないですし、種類によっては同じローソク足でも買いサインだったり売りサインだったりもします。

これを単純に覚えるよりも、そのローソク足を分解して見て判断する事が大事です。

例えば日足などの長い時間軸のローソク足であれば、1時間足や分足に時間軸を落としてよく見る必要があるので、単純にローソク足1本だけで決めない方がいいでしょう。

カラカサやトンカチなどは、出現する場所によってどっちとも取れるローソク足です。

この中で注目してもらいたいのは下段の方向性がはっきりしないローソク足です。

おおざっぱですが、どれも十字線の仲間みたいな理解でいいかと思います。

上段と中段にいるコマも、小さい値幅のものは十字線と同じ理解になります。

迷いの十字線と言って、十字線は相場参加者が上なのか下なのか迷っている事を表していると言われています。

特に日足チャート以上の長い時間軸で十字線などが出現したら、相場の変動に注意しましょう。

そして、十字線の中身を時間足や分足で細かくして見ておくといいと思います。

十字線の正体はトライアングルだったりすることもよくあります。

青いBOXの中の動きで1本の十字線を形成していた、ということになりますね。

 

KATORI
KATORI

チャートパターンの記事でも紹介したが、トライアングル形成後は強いブレイクアウトが起こることも多いので、十字線は注目すべきローソク足になる。

トライアングル自体は基本はトレンド継続の形だが、相場の天底であらわれて反転する場合もあるので注意しておこう。

テクニカル分析の基本④ チャートパターン
チャートパターンにはトレンドの反転のサインとなるものと、トレンドの継続を示すものが存在する。反転のサインとなるものにはダブルトップやヘッドアンドショルダーなどがあげられ、トレンドの継続を示すものはトライアングルやフラッグがあげられる。

このようにローソク足1本で判断するのではなく、その中身を見ることが大事です。

トウバやトンカチも、細かく見てみたらヘッドアンドショルダーだった、ということもあります。

複数のローソク足の組み合わせ(酒田五法)

何本もローソク足が形成されたサインは、単体のサインよりも当然信頼できるものになります。

ローソク足フォーメーションと言いますが、これは実に様々な種類が存在しますので、ここでは実際に使えるものやアメリカでも重視されているものを紹介していきます。

1本のローソク足の中身を見てみたらローソク足フォーメーションができている、ということも発見できるかもしれません。

明けの明星・宵の明星

明けの明星と宵の明星はそれぞれ相場の底、天井であらわれ反転のサインとして有名です。

真ん中のローソク足はコマだったり十字線だったり、大体そんな感じという認識でOKです。

これらも短い時間足で見てみると、ダブルボトムなどのチャートパターンが出来上がっていることもあるでしょう。

また3本を1つのローソク足にまとめると、トンボトウバになります。

ただしギャップを伴っているので、アイランドリバーサルの形でもあります。

短い時間軸で見た方がより強いサインであることがわかります。

包み足・抱き線

包み足や抱き線と呼ばれるローソク足も、底や天井で出現すれば相場の反転サインとなります。

特に直近のローソク足を何本も実体で覆いつくすような強いローソク足は注目です。

なかなか上のチャートのようにきれいに出現するものではないのですが、このような底からの大陽線や天井からの大陰線は、それを起点にトレンドが続くパターンがありますので、よく注目すべきかと思います。

 

KATORI
KATORI

この例では直近のローソク足を4本包み、窓埋めもしている。

チャートパターン的にもダブルボトムとなっており、相場の反転を示すサインが多く出ているね。

 

ちなみに上の包み足までの4本を1つのローソク足として考えると、陽のカラカサになります。

 

包み足は日本よりもアメリカの方が、より注目すべき足として教えているような印象がありますね。

はらみ足・かぶせ線

 

 

はらみ足は1本目の陽線の上昇の60%以上を戻してしまう陰線が発生した形です。

かぶせ線は高値を更新してスタートするものの、1本目の陽線の中心よりも下で引ける陰線が発生した形です。

相場の天井圏でこれらが発生すると反転のサインとされています。底値圏では逆になります。

これは陰線がただの押しだったというケースも多いので、それほど信頼できるものではないですが、覚えておくと役立つこともあるでしょう。

ちなみに2本のローソク足を1本にするとはらみ足はトウバになり、かぶせ線はトンカチになります。

アメリカではかぶせ線の方が重要視されていますね。

トライスター

トライスターは十字線が3つ連続する形で、相場の反転のサインとされています。

日本の教材ではほとんど見かけないのですが、アメリカではそこそこ重要視されているようです。

上の絵のようにきれいに出る形はなかなかないのですが、十字線が連続して出てきた時には注意しましょう。

上のチャートのように、高値圏で十字線が連続する場合は相場が迷っている状態と言えます。

また十字線が3本どころか4本、5本と連続する場合もありますので、その後の急変動には注意した方がいいでしょう。

ローソク足フォーメーションまとめ

今回紹介したローソク足フォーメーションはほんの一部になるほど、他にも色んなローソク足フォーメーションが存在します。

1度はすべてに目を通し、なぜそれが買いや売りサインになるのかなども含めて見てみるといいかもしれません。

ただしどれもそのまま覚えるのではなく、実際のチャートの中でどれぐらい出現するのか、またどれぐらいサインとして使えるものなのかということをぜひ検証してみてください。

 

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