WBC優勝おめでとうございます!
今年のWBCはとても盛り上がりましたねー。視聴率は全ての試合で40%超えとなったようです。
さて、実はこのWBCの盛り上がりの裏で、株式市場では「大谷工業」という銘柄で凄まじいマネーゲームが繰り広げられていました。
いったい何が起きたのか、見ていきたいと思います。
大谷工業の株価が3倍以上に急騰!
まずは大谷工業の日足チャートをご覧ください。
ほとんど出来高も無いに等しいような銘柄でしたが、3月7日あたりから突如として商いが増えていきます。
4000円台だった株価は1週間ちょっとで16000円まで上がりました。
この大谷工業という会社は電気工事を手掛ける会社なのですが、もちろん大谷選手とは名前以外では何の関係もありません。

つまりこれは完全なるマネーゲームということだね。
株は連想ゲームと言われるけど、こうなるとなんでもアリって感じだな。
マネーゲームは基本的には参加しない方が無難でしょう。
理由としてはもちろん、動きが危険すぎるからです。
ですが初動に乗ることができれば、リスクは低く抑えつつ大きなリターンが望めます。
狙うべきは初動のみです。初動を逃してしまったらあとは絶対に静観しておくべきです。
初動に乗るためにはある程度の先読みも必要になってきます。
トレンドワードとアルゴの関係
大谷工業がなぜこんな凄まじい動きになったのか。
これはまずアルゴの自動売買がおおいに関わっていると思います。
もちろん中の人ではないので正確なところはわかりませんが、過去にも似たような現象は株式市場において何度も見られてきました。
つまりトレンドワードなどリアルタイムで多く発言された言葉に反応し、アルゴが自動売買を行っているのです。
例えば実際に私が確認した例で言いますと、「牛」というワードが瞬間的に使われすぎた結果、牛丼チェーン店の株が軒並み急騰した、というケースがありました。
これは国会中継で山本太郎議員が牛歩戦術を行った時でした。
動画のコメントやツイッターで「牛歩」というワードが瞬間的にとても使われたわけです。

牛歩戦術と牛丼、なんの関係もないw
節操もなくアルゴは反応するんだなー
もちろんアルゴによる自動売買も進化していくわけですから、トレンドワードの中身についてはより精査するようにはなっていくのだろうと思います。
しかし、まだ現在の時点では単純にトレンドワードに反応しているだけというケースも多く見られます。
大谷工業の浮動株はかなり少ない
というわけで、大谷工業に関しても最初のきっかけはアルゴによる反射的な買いだったのではないのかなと想像しています。
しかし、大谷工業という銘柄はとにかく浮動株が少ないのです。
板もスカスカな状態でしたので、少し買いが入るだけで大きく価格が動いてしまいます。
実際に3月9日なんかはわずか23700株の出来高でストップ高となっております。
この浮動株が少ないという点が、ここまで凄まじい動きにつながった1つの要因だったと思われます。
大谷工業がもっとジャブジャブな銘柄であれば、多少上がっただけで終わっていた可能性も高かったのではないでしょうか。
マネーゲームのピークは早目にやってくる
大谷工業は3月16日に最高値16050円まで上昇し、そこをピークに下落をしています。
3月16日といえば準々決勝のイタリア戦の日でしたね。
イタリア戦は夜の時間帯でしたから、その前にはピークを迎えているということになります。
これはマネーゲームの基本ですが、ゲームの参加者はみんなおそるおそるポジションを持っているので、とにかく逃げ足は早くなるのが特徴的です。
みんな逃げ遅れがどういう悲惨な結果になるのかを理解した上で参加をしているわけです。
ですからもしこういったマネーゲームに参加するのであれば、同じように利確は早目に行う必要があります。

間違っても決勝戦にピークが来る、なんて思わないようにね。
てか、そんなことを思うようならマネーゲームには参加するべきじゃないねw
腰を据えた大口の参入
大谷工業のような凄まじいマネーゲームが起きるには、やはり腰を据えた大口の存在が必要不可欠でしょう。
最初のきっかけはアルゴによる自動売買だったとしても、その後の出来高を伴ったしっかりした動きは大口の力なしでは起こりません。
大谷選手ほど日本中、あるいは世界中から注目を集めるような選手はそういません。
だからこそ大谷工業は大口が参入したマネーゲームになったのだろうと思います。
ですから、また今回のWBCのような日本中から注目を集める大会はチェックをしておき、その中心選手に関連するような銘柄は先読みで仕込んでみるのがいいかと思います。

まあこれほどの大会もそうそう無いし、大谷選手ほどのスーパースターもなかなか出てこないとは思うけどねw
ちなみに、村上選手の活躍によって村上開明堂という会社の株価も大きく動きました。
と言っても決勝戦でいきなりホームランを打ったあの瞬間だけ、というような動きでしょうかね。
決勝戦でホームランを打った時間がちょうど日本市場が開く9時ちょっと前でしたので、この急騰は先ほど言ったアルゴによる自動売買だったかと思われます。
しかし結果的には大陰線となってしまいました。
こんな動きになることを先読みし、仕込んでいた個人トレーダーが利確を浴びせてきたのかなーと想像しています。
あんな高値で大量に買ってしまってどうするのか気になるところですが、こういった動きはアルゴ様々ですねえ。
WBCの裏で起こるマネーゲームまとめ
- マネーゲームはリスクが高いが、初動を狙えれば低リスク高リターンを狙える
- 瞬間的なトレンドワードなどにアルゴが反応し、マネーゲームのきっかけとなる
- 特に浮動株が少ない銘柄は価格が大きく動きやすい
- 利確は早目に考えておく必要がある
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