さっそく本題、といきたいところですが今回も前置きの話です。
トレードは自己流で始めない



最速の上達法は個別指導してもらう事
自己流でやらず、人の真似でもっとも上達するやり方は、直接トレーダーさんに教わることです。
個別指導してもらうような形ならなおさら効果があると言えるでしょう。
なにしろ疑問に思ったことをすぐ質問できますし、自分のダメなところもすぐに指摘してもらえます。
独学で学ぶには、やはり結果が出るまでかなり時間がかかったりするものです。
ですからもし身近にトレーダーさんがいれば、教えてもらってはいかがでしょうか。
私も海外の方ですが、とあるトレーダーさんに直接教わってからはっきりとトレードが上達しました。
まあ、なかなかそういう人は身近にいないとは思いますが、そういう環境にある人はラッキーだと思うべきでしょう。
また、ネット上でも快くトレードを教えてくれる奇特な人もいますので、そういう方に質問してみるのもいいかもしれませんね。
検証の重要性を知れば勝ち組にグッと近づく
1つの手法を磨き続けるためには、まずはメイン手法を決めなければいけません。
ここでどういう手法を選ぶかがとても重要になってきます。当然、てきとーに決めてはいけません。
どんな手法をメイン手法として採用すべきかは、しっかりと検証して決めましょう。
決して面白い話ではありませんが、超重要な話をここではします。
それは…トレードとは期待値で考えるゲームであることです。
はっきり言って、これができている人が勝ち組、そしてできていない人は総じて負け組だと私は考えています。
具体的にどういうことか?
例えば、「ここでエントリーをする場合、勝率は70%で負ける時は5万円の負け、勝つときは10万円の勝ちになる。期待値としては十分なトレードになるだろう。」
などという事を私はエントリー前に必ず考えてエントリーを決めます。
これが期待値の考え方です。
しかし、この期待値が感覚的なものではダメです。
誤解してほしくないのは、勝っているベテラントレーダーはよく感覚的な分析をしたりしますが、初心者トレーダーの感覚とはまったく違うということです。
というのは、ベテラントレーダーの「上がりそう、下がりそう」という感覚は、膨大なチャートの分析量に裏打ちされた感覚だからです。
彼らの言う上がりそう、という感覚は言うならば「ちゃんと検証したわけじゃないけど、たしかこういう形の場合は8割方このあと大きく上がるよねー」みたいな感じです。
期待値については以下の記事も参考にしてみてください。


本当に直感だけで勝ち続けるような天才はまずいないからな。
いや稀にいるかもしれないけど…
とにかく、勝ってる人はみんな感覚で勝ってると思っちゃダメ。
というわけで、とにかく検証することが勝ち組に近づく大きな1歩となります。
とにかく検証、寝ても覚めても検証。検証が趣味、というくらい検証をしましょう。
私は今後も毎回のように「検証をしましょう」と書くかと思いますが、それぐらい重要なことなのだと思っておいてください。
検証回数は何回すればいい?大数の法則を知ろう
検証回数は大数の法則によれば300回程度しておくといいみたいですね。
大数の法則とは、多くの数をこなせば確率は収束していくというやつですね。

サイコロをずーっと振ってれば、そのうちどの目も出る確率は6分の1に近づいていくっていうやつだね。
大体300回もやればいい感じになるってことか。
しかし、300回も検証するとけっこう疲れます。
ですのであまり300回にこだわる必要はないかと思います。
まあ最初のうちはしっかり300回検証してみてほしいとは思いますが。
それより大事なのは、検証結果をトレードにどう活かしていくか、です。
例えば80%の勝率のトレード手法があったとしたらどうでしょうか?
多くの人は負けるわけがないと考えるものですが、現実はそう甘くはありません。
80%の勝率というのは当然20%は負けるわけで、その20%を引いた時の対処を誤れば、簡単に負けてしまうのがトレードの難しいところなんです。

20%って割と体感的にはけっこう引く数字だし、連敗ってのもまあまああるからね。
でも多くの人は80%勝つって思ったら、連敗した時の想定なんてしないでしょ?
だからそういう時にルール通り損切りできなかったりするんだよねー。
損切りについてはこちらの記事も参考にしてみてください。

勝ち組にトレーダーになるためには、期待値の高いやり方でやるだけでなく、勝つときも負ける時もルール通りに行う、という規律も必要になってきます。
手法と規律、ほとんどのトレーダーがどちらも持ち合わせていないか、どちらかしか持っていないというのが私の印象です。
勝つために必要な要素は本当にこれだけだと思うんですけどねー。
まあ言葉にするだけなら簡単なのですが。
パチプロ、スロプロはトレーダー向き?
余談ですが、元パチプロ、スロプロがデイトレーダーの中にはけっこういるようです。
これは、まさしく先ほど話した期待値の考え方がそもそも備わっていたからでしょう。
彼らはホールをまわってデータを集め、分析することも日常的にやっていたでしょうし、それはまさしくチャートを検証することに等しい行為かと思います。
そんな彼らが、トレードでいきなり好成績をあげ続けたとしても何ら不思議ではありません。

トレードとは期待値のゲームだ、という結論に至るのが早いかどうか。
ここがかなり重要なポイントだろうなー。
期待値で物事を考える、というトレード脳になれるかはけっこう大事です。
これも余談ですが、私なんかは日常生活であらゆることに対して期待値で考えてしまいます。
例えば、「あの車、猛スピードで信号ギリギリ通過していったけど、危ないなー
たかが20秒のメリットに対して、デメリットは最悪の場合は人を轢いちゃったり、自分が死んだりするのにリスクリターンまったく合ってないよな」
みたいな感じに考えてしまいます。
あんまりにもそういう事を考えるので、他人にはあまり思っても話さないようにはしていますw
なんでもかんでも、こういう風に考えてしまうのもどうかと思いますが、勝ち組トレーダーになるためには常識的な考えを捨てるなど、何かを犠牲にしなければいけないのかもしれません…
勝ち組トレーダーになるための考え方まとめ
今回は勝ち組トレーダーになるための考え方を話しました。
しっかり検証を行った手法と、規律をもってルール通りにその手法を使うこと。
期待値で考え、損切りと利確は前もって必ず決めて、必ず実行すること。
トレードに勝つために必要なことはほとんどこれだけですが、最初のうちは1つ1つしっかり意識して行っていきましょう。
また、資金管理や、損切り、利確のページも併せて読んでより理解を深めるようにしてほしいと思います。
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